その人は、確かにここで初めて会ったのに
なぜか随分前から知っているみたいに
懐かしいような、そしてとても心地良い感情になるのです。
声のトーン、笑い方、しぐさ。
知っているようで知らない不思議な感じ。
でもこれもまたなぜか心地良い。
私はどんどん彼のことが気になり
彼のいろんなことを知りたい!と思うようになっていました。
不思議な夢?
ある日、いつものように夜寝ていると
宇宙空間を彷徨っている夢を見たんです。
夢?いえ、夢のような夢じゃないような、なんかとてもリアルな感じ。
なに?なに?これ?
体がとても軽く自由自在。
フーッとどこへでも行ける感じ。
物音一つしない空間。
シーンと静まりかえった周りは真っ暗闇。
空気もなんだかものすごく冷たい。
怖い・・・
そう思ったらどんどん怖くなって来た!
わたしはどこへ行くの?
というより、地球に帰りたい!
やだー!!地球に帰りたい!!帰りたい!!
帰れるの?
一気に恐怖が襲って来た!
ものすごい焦り。
どうやって来たのかも分らないのにどうやって帰るの?
わたしはただ、この暗闇に浮いてるだけ。そんな感じ。
わぁー!どうすれば地球に帰れるの?
あ!何かを唱えればいいんだ!
ふとそんなことを思いついた。
でも何を唱える?
わかんない!
そこで出て来たことば。
それは、
「私はキラキラ輝く!私はキラキラ輝く!」
とにかく何度も何度も一生懸命唱えた。
すると不思議だけどスーッとこの今の地球、時間、空間に戻って来たのでした。
アァー。良かった!!
どうなるのかと思ったよー!
マジでこのまま地球に戻って来れないのかと思った!!
心臓がドキドキバクバクしていました。
本当のことなのか夢なのか?
いや、これはどうやら本当のことのよう。
それにしても唱えた言葉がキラキラ輝くって。
どれだけキラキラ輝きたいの?わたしって・・
思い出したら笑えてくるぐらい、
もうすっか落ち着きを取り戻していました。
朝までもう少し時間がある。
宇宙空間の余韻を残したまま、布団に潜り込みました。
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